事業承継の進め方
(11:20)
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<事業承継の5つのステップ>
動画にもある通り、事業承継を行うには、5つのステップを踏むことになります。
では具体的に5つのステップを見ていきたいと思います。
【ステップ1】
事業承継に向けた準備の必要性の認識 まずは、経営者自身が事業を存続させるために事業の承継を行うことを決意するところから始まります。
後継者教育は5年~10年かかると言われており、株や事業用資産の移行をスムーズに行うためには早め早めの取り組みが必要となります。
そのため、少なくとも引退(承継)を考えている年の5~10年前から準備を始めることが重要となります。
【ステップ2】
経営状況・経営課題の「見える化」 親族内承継でも第三者承継でも事業承継を効率よく進めていくためには現状の経営状況や経営課題を洗い出し、それを「見える化する」ことが重要となります。
「見える化する」とは書面に書き出すということです。
また「見える化する」項目は財務状況はもちろんのこと、自社を取り巻く外部環境や自社の強み・弱み、そして自社の経営資源(組織体制・設備・ノウハウなど)さらには今後の事業の将来性であります。
後継者にとって現在の経営状態がクリアになることで不安なく事業承継に臨めるようになるためにはこの「見える化」がとても大切な要素となります。
【ステップ3】
事業承継に向けた経営改善(磨き上げ) 上記ステップ2で「見える化」し、課題が明確になったことを次の世代へ少しでもスムーズに引き継ぐためにひとつひとつ改善して、経営の磨き上げを行うことが大切です。
会社の持つ「強み」を前面に押し出して業容拡大を図りながら、社員各々の役割やミッションを明確にして効率的な組織体制づくりを目指します。
【ステップ4】
事業承継計画の策定 (親族内・外承継)/ マッチングの実施(第三者承継) このステップ4からは①親族内承継・親族外承継(従業員承継)と②社外への引継ぎ(第三者承継)で進め方が分かれます。
①親族内承継・親族外承継の場合は、事業承継計画の策定を行います。
当センターでは税理士や中小企業診断士の資格を持った専門家による事業承継計画の作成サポートを無料で行っていますので是非ともご活用ください。
事業承継計画を現経営者と後継者で作成することで承継をスムーズに行うことができるメリットだけでなく、事業の方向性がより明確になり、事業拡大や業績改善にも役に立つと信じています。
②社外への事業の引継ぎの場合は当センター内のデータベースを基にマッチングを行う他、M&Aの仲介業者などに依頼し、マッチングを行います。事前に事業の「磨き上げ」をして企業価値を高めておくことで、より良い条件でマッチングできる可能性も高くなるでしょう。
【ステップ5】
事業承継/M&Aの実行 ステップ5は現経営者から後継者への引継ぎ、もしくは譲渡企業への株式などの資産の移転や権限移譲を行います。
実行が完了してもそこで事業承継が完全に終わるわけではなく、引継ぎ後も何かあったときには、元経営者としてアドバイスやサポートを適宜行う必要があると認識することも重要です。
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兵庫県事業承継・引継ぎ支援センター(平日9時~17時)
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